軽度の子宮脱を予防する運動や体操について:戻し方や対処法も

子宮脱(子宮下垂)は放っておくと、

  • 膣内から子宮が飛び出して、触るだけで膣が炎症を起こしてしまう
  • 少しお腹に力が入っただけで、ピュッと尿漏れしてしまう
  • 性行為が出来なくなってしまう
  • 下着に擦れて、常に痛くなってしまう

という、とても恐ろしいものです。

また高齢の方、産後の方、肥満気味の方に多いと思われていますが、実際は

  • 10代の女性でも
  • 妊娠・出産未経験でも
  • 痩せ型でも

関係なく、子宮脱(子宮下垂)になることはいくらでもあります。

子宮脱・子宮下垂って、どんな症状?

まず子宮脱とは何かですが、

  • 子宮が正常の位置より下降したものを子宮下垂
  • これがひどくなり外陰部より子宮の一部または全部が脱出するのを子宮脱

といいます。( 日本女性心身医学会ホームページ http://www.jspog.com/general/details_04.html より引用)

子宮脱や子宮下垂を放置すると、こんな風に悪化する

これから子宮脱(子宮下垂)の原因、予防方法、治療方法についてご紹介しますが、先に子宮脱を放置して悪化すると、どうなるのかについてもう少し詳しくご紹介します。

まず子宮脱や子宮下垂は自然に治らず、放っておくと悪化します。

 

そして子宮脱が悪化すると、

  • 膣からの出血が止まらなくなったり、
  • 酷くなると膣の違和感とあまりの痛みで歩行困難になり
  • さらに尿が出しにくくなる排尿障害が起こり、
  • 場合によっては細菌が入り込み膀胱炎になります。

ここまでくると手術が必要で、ざっくり言うと多くの場合で子宮を全摘出することになります。

妊娠・出産にも影響のある子宮脱

まず子宮脱は、妊娠に影響があります。
何故かというと、子宮脱は悪化すると手術が必要になり、その手術で子宮を全摘出する必要があるからです(つまり子供を産むこともできなくなります)

また先ほども言ったように、「出産後に子宮脱が自然に元に戻る」ということはありません。
むしろ悪化して、炎症を起こしたり手術が必要になったりします。

 

ちなみに気をつけて欲しいのが、産後すぐに限らず一年後~数年後に突然、子宮脱は起こると言うことです。
骨盤に関しては、産後半年もあれば元の位置に戻ってくれますが、残念ながら子宮脱はそうはいきません。

子宮脱や子宮下垂ってどんな症状や感覚?

一度「子宮脱」になると、そこから治療するのは非常に困難です(後でご紹介します)。
なので、いかに子宮脱が起こる前段階で予防するかが大事です。

 

子宮脱になる前には、体に違和感を覚えることが多いです。

その違和感の感じ方はうまく言葉にしにくいことが多いので、色々な意見をご紹介すると…。

  • 膣内で、何かが下がってくる感じ
  • 股の間に、何か挟まっている・詰まっている感じ
  • 指を入れてすぐの上が腫れてて歩くと変な感じがする
  • 膣口と尿道の間にピンポンだまくらいの肉の塊がある
  • 膣口からピンポン玉よりやや小さい程度の赤黒い嚢が垂れ下がる感じで出ている
  • 膣に違和感を感じ、指を当てると丸いものがあたった
  • 膣を触ってみると、何かプニプニする何かがある
  • お風呂で体を洗っていたら、膣から何か肉の塊のような物が出ているのに気づいた
  • タンポンを浅い所に挿入したような感じの違和感がある
  • 便を出すためにいきむと、なんか膣の辺りが盛り上がるというか、なんか出そうな感じがある
  • 入浴の時に膣中に指を入れると、膣の入り口入ってすぐの所(お腹側)に割りと大きなぷっくりとしたしこり?コブのような出来物がある
  • 排便時に力んで直ぐの入浴時、しゃがんで女性器を洗っていたら膣が少し出てきた

などです。

 

いかがでしょう、心当たりはありましたか?

次は、子宮脱になる原因について解説しますね。
心当たりがないか、考えてみてください。

子宮脱や子宮下垂になる原因・なりやすい人は?

(矢印の部分が骨盤底筋で、膀胱、膣、肛門すべてに関係しています)

宮脱(子宮下垂)の仕組みを簡単に説明すると、骨盤内の臓器(膀胱、子宮、直腸)を支えている骨盤底筋群という筋肉が緩むことで支えられなくなり、下がってしまった状態を言います。

では、どうして子宮脱の原因である骨盤底筋が緩んでしまうのか。
これには、様々な原因があるのですが…。

 

その前に、「子宮脱や子宮下垂は、年齢も体型も出産経験も男性経験も関係なく、なる可能性がある」ということは覚えておいてください。
10代・20代の若い出産経験なしの女性でも、子宮脱や子宮下垂になっている方はいます。

放っておくと悪化するだけなので、これからご紹介するような心当たりがあれば、何かしらの対策は始めていきましょう。

子宮脱や子宮下垂になりやすい人、なりやすい生活は?

子宮脱(子宮下垂)になる原因は、様々です。

例えば

  • 年齢が原因だったり(30代の子宮脱は妊娠出産で靭帯が伸びきってしまった方に多く、40代の子宮脱は更年期に差しかかり、骨盤底周辺の筋肉が徐々に衰えることなる方が多い)
  • 太ってしまったのが原因だったり(肥満により内臓が重くなって、骨盤底筋で支えきれなくなる)
  • 妊娠や出産で膣や骨盤が開き、骨盤底筋も緩んだのが原因だったり
  • 普段から重いものを持ち上げていたり、排便時にいきんでしまったり、慢性的な咳などで強い腹圧をかけ続けてしまったのが原因だったり
  • 普段から姿勢が悪く、肛門括約筋が緩んだことで、骨盤底筋まで緩んでしまったのが原因

などなど、様々な原因があります。

特に思い当たる原因が無くても、もともと骨盤底筋が緩く、何かの拍子に子宮脱になってしまう人もいます。

妊娠&出産が原因の子宮脱(子宮下垂)について

子宮脱はどんな方でもなるといいましたが、多いのが妊娠&出産を経験された方です。
自然分娩時、産道を通る赤ちゃんがママの骨盤底を広げ、子宮脱(子宮下垂)になるのですね。

ただ忘れてはいけないのは、

  1. 妊娠中でも子宮脱になる人はいる
  2. 子宮脱は出産後、一年以上経過してから起こることも多い
  3. 妊娠中の子宮脱は出産に影響がある
  4. 出産後、子宮脱が自然に治ることは少ない

ということです。

 

一度子宮脱になってしまうと、出産後に子宮脱が自然に治ることはありません。
なので、これからご紹介する体操などを産後の子宮脱予防に是非やっておきましょう!

この体操は子宮脱の予防はもちろん、産後のたるんだウエストをキュッ!と締めて、くびれのあるウエストが出来る効果もありますからね。

子宮脱(子宮下垂)の予防・対策方法

子宮脱は膣から子宮が飛び出している状態のことを言い、その前段階に子宮下垂があります。
膣から子宮が出てしまう状態ですと、残念ながらこれは病院にかかる以外に治す方法はなく、手術などが必要になります(詳細は後ほどご紹介します)。

ただし子宮脱になる前の子宮下垂、つまり

  • 膣に何か違和感があるとか
  • 膣に何か詰まっている気がするとか
  • 膣に指を入れると、丸いものが指に触れるとか
  • 膣を触ると、何かぷにぷにしたものがあるとか
  • 排便時などお腹に力を入れた時だけ、少しだけピンポン玉のような塊が触れる

という場合には、子宮脱を予防・改善することができます。

「一度子宮が下りると元に戻らない?」と考えている方も居ますが、そんなことはないので安心してくださいね。

 

ここでは、本格的な子宮脱になる前の方に、子宮脱の予防方法についてご紹介します。
既に子宮脱になってしまっている方は、ここを飛ばしてください。

子宮脱や子宮下垂を予防する体操やストレッチ、エクササイズがある

ではどうやって子宮脱(子宮下垂)を予防するのかですが、子宮脱を予防する体操やストレッチ、エクササイズが効果的ですよ。
その名も、骨盤底筋体操(膣トレともいう)です。

子宮脱は骨盤の内臓を支える骨盤底筋が緩んでいるから、子宮が下がっているといいました。
そこで骨盤底筋をキュッと締めて上げれば、子宮脱は予防&対策できるわけです。

 

骨盤底筋体操が子宮脱にどれほど効果があるのかについては、色々なところで語られています。

 

骨盤底筋体操(膣トレ)の具体的な方法は、以下の記事をお読みください。

一日5分でできる、子宮脱を予防できる体操の詳細はこちら

 

妊娠中や出産後の、子宮脱(子宮下垂)の予防&対策方法は?

まず妊娠中ですが、妊娠5カ月に入った安定期からであれば妊娠中も骨盤底筋体操ができ、子宮脱を予防できますよ。
また妊娠中に骨盤底筋体操を行うと、子宮脱の予防はもちろん、スムーズなお産に繋げることができます。

もちろん安定期だとしても妊娠中は体調が変化しやすいので、お腹の張りを感じたら無理せず体操をやめて休むようにしてくださいね。

 

出産後については、 子宮の回復を十分に待ってから骨盤底筋体操を行ってください。
少なくとも産褥期(産後6〜8週)は身体に負担が大きいため、子宮脱を予防する体操は行わないようにしてください。

産後1ヶ月健診で、問題なく回復していると言われてからが、骨盤底筋体操(膣トレ)をしても安心になります。

⇒妊娠中・産後でも出来る、骨盤底筋体操(膣トレ)の方法はこちら

 

子宮脱(子宮下垂)予防に運動や筋トレは効果ある?

子宮脱を予防する筋トレなどは、特にありません。
むしろお腹に力が入ってしまう腹筋などの筋トレは子宮脱を悪化させてしまうので、気を付けてくださいね。

子宮脱や子宮下垂の原因の一つは、重いものを持つなどして「お腹に強い力が入ってしまうこと」だといいました。
なので、お腹に強い力が入ってしまう筋トレはしないようにして下さい。

 

子宮脱予防の運動としては、歩くことが一番手軽で確実です。
子宮脱にならないためには、しっかり脚(股)を開くように意識して歩くことが大事ですので、ぜひ心がけてみてください。

なお骨盤底筋体操を鍛えながら歩く方法は、以下の記事で詳しくご紹介しています。

⇒歩きながら、子宮脱を予防する方法はこちら

 

ウエストニッパー、とこちゃんベルトで子宮脱は改善できる?

続いて、ウエストニッパーやトコちゃんベルトについてです。
こちらは、聞き覚えがある方も多いかも知れません。

どちらも骨盤の働きを助けてくれるサポートグッズですよね。
でもこれらは子宮脱や子宮下垂を予防するだけで、骨盤底筋を鍛えてくれるものではありません。

 

既に膣に何かしらの違和感があるのであれば、骨盤底筋体操や膣トレをしないと、ウエストニッパーなどで改善することはありません。
また出産後の一か月は骨盤底筋が安定していないため、ウエストニッパーなどを使うと逆に子宮脱になりやすくなるので、使わないようにしてください。

それなら、子宮脱なる前の子宮下垂なら、ウエストニッパー、とこちゃんベルトで予防できる?

まずウエストニッパーについてですが、正しく装着することができれば子宮脱にもなりませんし、骨盤周りのサポートをしてくれるので心強い味方になります。
しかし、きつく締め付けてしまうと逆に子宮脱になってしまうので、締める際は気を付けてください。

 

次にトコちゃんベルトですが「トコちゃんベルト㈽は子宮下垂にも有効」だと、公式ホームページに書かれています。
私も実際、産後購入して数ヶ月着用していましたが、無理な締め付けにならない上にズレにくくて心地よく個人的におすすめです。

説明書もわかりやすかったです。

妊娠中・出産後の子宮脱の予防法は?

妊娠中に本格的な子宮脱になってしまった場合、病院からの指示に従っていても流産や早産になってしまうリスクが高いため、症状が進行していると入院措置を取る場合もあります。
特に3の妊娠中に子宮脱になってしまった場合には、極力お腹に力を入れない生活を送る必要があります。

 

次に産後の子宮脱についてです。
まず産後すぐは安静にしておかなければならないことはご存知かと思います。

特に重い物を持つのはやめてください。
産後は骨盤底筋郡が緩んでますので、重いものを持った際のダメージが大きく、持ち上げた時に臓器が脱出してしまうという可能性も高いです。

重度の子宮脱の改善・対処法

ここから先は、重度の子宮脱の方向けの記事です。
必ず病院へ行くべきなので、あくまで前段階の予備知識として子宮脱(子宮下垂)を治す方法や、応急処置の対応方法についてご紹介します。

子宮脱にも程度があって、対応方法が違う

子宮脱は1〜4で程度が定められており、1は軽度、数字が大きくなるにつれて重症になっていきます。

  • 1度: 膣口まで子宮が下垂(子宮下垂)
  • 2度: 子宮の一部が体外に脱出(不全子宮脱)
  • 3度: 子宮の半分が体外に脱出(不全子宮脱)
  • 4度: 子宮全体が体外に脱出(完全子宮脱)

子宮脱の初期症状はあまり自覚できません。
人によっては下腹部に違和感がある程度です。

また一日の中で朝と夜では症状に差が出ることも、この時期の特徴のひとつでもあります。

 

子宮脱が2度以降、本格的に進行し始めると、以下のような症状が現れます。

  • 頻繁に尿意を感じる
  • 自分の意思とは無関係に排尿(尿失禁)→くしゃみなどで腹圧をかけると無意識に尿がでてしまう
  • 膣が乾燥したような感覚になる
  • おりものなど分泌物が増える

子宮脱になってしまっている本人が気づくのは、早くても2度以降と言われています。
上記の症状にいくつか当てはまることに気づいたら、病院にかかるのが賢明でしょう。

子宮脱の応急処置方法:手で戻してもいい?

それではまずは、子宮脱の応急処置方法からご紹介します。
膣から何かポコッと出ていると、それは始めは驚いてしまいますよね。

この子宮脱、手で戻しても大丈夫です。
むしろ戻さないまま放置していると子宮の粘膜が乾燥してただれる原因になりますので、なるべく戻すように心がけてください。

ただし、手の爪は切って、手を洗って、ゆっくり戻すことだけは心掛けてくださいね。

 

また他にも子宮脱の戻し方はあります。
こちらは、軽度の子宮脱の場合の応急処置方法についてですね。

子宮がさがってきて違和感がある場合、初期の軽度子宮脱であれば横になり体を平らにすれば引っ込む可能性があります。
根本的な改善にはなりませんが、子宮が出続けていても落ち着かないし炎症を起こすので、ひとまずこの方法で応急処置をしてください。

ペッサリーという器具で子宮脱を一時的に対処できる

http://urx.red/Kx0b

初期の子宮脱や持病などで手術ができない場合は、ペッサリー(リング)というドーナツ状の形をした器具を腟の中に挿入して、子宮を元の位置に固定します。
ただしペッサリーは一時的に子宮を体内に戻しますが、長い間挿入したままにしておくと、おりものが増えたり、出血したりします。

酷いと炎症を起こしたりもしますので時々取り替えなくてはなりません。
また、根本的に治癒したわけではないので、ペッサリーを外したままにすると再発します。

 

高齢者の方が手術を避けるためにペッサリーをつけるのは良いですが、若い方の場合は(重度の子宮脱の場合は)早めに手術をして、軽度の場合は骨盤底筋体操(膣トレ)をするのが望ましいでしょう。

根本的に子宮脱を予防できる、骨盤底筋体操の方法はこちら

 

子宮脱を手術で治す方法

ここからは、病院などでどうやって子宮脱を治すかについてです。
軽度の子宮脱(子宮下垂)が悪化した場合、これまで紹介したような対応では、子宮脱は全く改善できなくなります。

もしあなたが子宮脱になってしまったら、進行することをふせぎ、完治を目指す必要があります。
また、重症になってしまったら子宮全摘出手術が必要になります。

子宮脱を治す手術の方法や費用について

子宮脱の手術は、ある程度症状が進行してしまっている場合におこないます。
手術方法としては、膣から子宮を摘出し膣などを支える筋膜や靭帯を補強する手術「膣式子宮全摘術」が一般的です。

開腹せず、膣から器具を挿入して手術を行いますので目立つ傷は残らず、体への負担はあまり大きくない手術といえます。
ただ、入院期間は5〜8日間必要で費用は20万円前後かかり、子宮を全摘出してしまうので妊娠できない身体になってしまいます。

まだ軽度なら、一日数分、○週間で効果のある骨盤底筋体操で予防!

もし重度の子宮脱でないなら、今日から骨盤底筋体操を始めてみてください。
骨盤底筋体操は一日数分で構いませんし、今日から無料で始められるのもポイントです。

効果が表れるまでの時間ですが、通常は2~3カ月必要だと言われています。
ただし2週間~一か月で効果を感じられる方法もあるので、ご紹介しますね。

詳しくは、以下の記事をお読みください。

一日5分で子宮脱を予防できる、骨盤底筋体操を見に行く⇒

 

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